暑さもこれでひと段落。これから日ごとに寒さが増してきて、お酒のおいしい宴会シーズンに突入していきますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
筋トレで汗を流した後にちょっと一杯・・・・
そんな時は、アルコールが筋肉に与える影響について少し考えてみましょうか。
「お酒を飲むと ~筋肉を発達させるホルモンが少なくなり、逆に分解する物質が増える。」ということでアルコールは筋トレには全く良くないんだということですよね。さて、筋肉を成長させ、大きくするホルモンにテストステロンというものがあります。これはいわゆる男性ホルモンなのですが、アルコールを飲むとテストステロンの分泌量が下がってしまうんですねえ。
またアルコールを飲むとコルチゾル(コルチゾン)という物質の分泌量が増えますが、このコルチゾルには筋肉を分解する働きがあります。
☆さらに、筋トレで筋肉を疲労させれば、それを回復させるために内臓にも負担がかかります。どんなに一生懸命トレーニングしている人でも、時にはまとまった休みを取るほうが良いと言われていますが、これは内臓の疲労を取るためでもあるんです。
☆★そして、アルコールを分解する時にも内臓に負担がかかります。つまり、体が疲れている時や内臓に疲労が溜まっている時に飲みすぎれば、内臓はオーバーワーク(働きすぎ)状態になり、”超回復”を邪魔してしまう可能性があるということです。 ワァーオッ
★★★以前、有名ボクサーのK・Kさんが、「昼間に筋トレして、夜お酒を飲むと、トレーニングした分がパーになる」 と言っていたそうですねえ
大量のアルコールの摂取は、筋力低下とともに、筋肉痛、血中ヘモグロビンの溶出、筋線維の部分的壊死が起こります。これを「急性アルコール筋症」というそうなあ。一度の大量のアルコール摂取は筋のタンパク合成自体が著しく低下しますので、どれだけトレーニングをしても筋肉が作られることはないのだとか。〜恐いですねえ!
プロレスラーやラガーマンなど、筋骨隆々のスポーツ選手や体育会系の人たちなど、総じてお酒好きが多いんですよねー。そして彼らは、水のようにガバガバと大量のお酒を飲みます。そういった人たちはヒョロヒョロでしょうか?全然そんなことはないですよねえ。でも彼らも普段から節制はしているはずです!!フツーのアスリートの我々は、何事も ”ほどほどに”ということでしょう。
そこで、健康に良いとされる飲酒量は、
1日あたりアルコール(エタノール)60gで、
これはビール1.2リットル(大ビン約2本)、ウイスキー約150ml(ボトル150ml)くらいと言われています。
宴会シーズンにむけて、この基準↑を参考にしてくださいね。”酒と筋肉”って、タイムリーな話題だったでしょ