”もみ返し”は毒🙅

🌸「”もみ返し”が出る体質なので、軽めにお願いします。」と、先日の日本選手権で、トレーナーズブースでの施術始めに、そう頼まれることがありました。試合後のクールダウンが目的の施術だと委ねられたわけですが、自分の状態をわかっている選手の方からリクエストがあったのです。パフォーマンスして凝った筋肉というのは、筋肉の緊張により充血していたり、血流が悪くなっている状態です。それを、無理やり押したり揉んだり叩いたりすると、内出血を起こします。この内出血が痛みや腫れ、発熱などを引き起こすのです。これがいわゆる『 揉み返し 』と云われるものです。🔔

👂話を聞いてみると、以前練習後に手軽に強押しのマッサージを受けたら、逆に痛くなってしまって不信感を持った。どこにいけば適切な施術が受けられるのか、と質問されてしまいました。

✨私なら彼に、クールダウンとしてパンパンに腫った筋肉へアイシングし炎症を抑えてから、使えていなかった筋肉とのバランスを取ることを考えて、関連部位からジワジワと攻めていく方法をすぐに行ったでしょうに。✋✋

かくいう自分も、半年前には股関節の痛みから信頼できそうな先生に施術を頼むことがあったのですが、この時生まれて初めて”もみ返し”というものを自身が体験していたのです。😱揉まれたところが逆に痛くなってしまって、リラックスどころかドヨ〜〜ンとだるくなってしまいました。施術後の疲労感で、帰りの車の運転もやっとという状態でした。客観的にこの状態を判断しても私にとっての”好転反応”ではない、施術側セラピストの自己満足すら感じてしまいました。”施術の相性”とは、ムズカシイものですね。

 私はその選手に首のリラクゼーションを加えて施術を終えたわけですが、その選手は知らぬ間に緊張緩まずに固くなっていた首にまで癒しを与えられて満足しているような様子でした。”強めにやって”などと要望があったからといって深追いせず、今の状態を見極めなければいけない”というような教訓があったように思いました。👍

コメントを残す