”水球必勝バイブル” 〜目から鱗(ウロコ)が落ちる解説😵

🇯🇵来年の東京オリンピックへ向けて、日本代表選手も13人から11人へ絞り込まれるようで、チーム内での競争がこれから激化するのだと聞きました。これはもっと、この”水球”という競技について理解を深めないと水球トレーナーとして選手に対せないなと思い、図書館へリクエストして読んだ「水球必勝バイブル」(塩田義法著 大本洋嗣監修)。2019年6月刊行ですから、まだ最新の情報ですよね。水球選手と接する機会が多いのに、私自身の無知が恥ずかしいくらいの解説のわかりやすさ!!

 冒頭の「日本の水球は32年ぶりに自力で出場したリオデジャネイロ五輪から劇的な進化を遂げている。日本人の体格や運動能力にあった戦術として試行錯誤を繰り返しながら考案された『ジャパンプレス』(=パスラインディフェンス)は攻撃的で緻密なポジショニングとスピードを駆使して相手のボールを奪い得点する、日本独自のチーム戦術である」っていうところから、引き込まれていきました。

・・・外国人選手のパワーに対し、繊細かつ緻密なポジショニングでディフェンスし、速攻から一気にゴールを奪うスピーディーでで痛快なスタイルは世界でも多くの観客を魅了している、ってところは、国内の試合だけしか観たことなかったから馴染み薄かったけど、ソコに至る”泳力・フットワーク・筋力”の基礎練習であったり、得点感覚・ディフェンスのブロック技術を磨く練習についても、詳しく書かれています。😊

”〜水中でプレーする水球は、陸上の競技のように速く動くことができないということは、ボールスピードとプレーヤーのスピードの差が大きいスポーツである。素早くパス展開しオフェンスのプレーをつないでいくかが得点力アップの秘訣である。”ってとこまで、競技特性に沿った解説が実にわかりやすいですね。

 この本は、水球に取り組んでいるジュニア、中高生の選手に向けて理解できるように書かれた、本当に”わかりやすい水球・教本”であります。選手たちは、これを読んだら指導コーチに注意されたことも系統だって理解できるのではないかと思いました。指導者の方々も”なんとなく”ではない、言葉にすればそういうことというのがホントの想いで、目からウロコが落ちるんじゃないでしょうか!?(笑)😋

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