男らしさのレプリカ🏆〜尊敬が反面教師に変わる時

👏28歳にして建設会社を立ち上げた行動力ある若き実業家、草野球のヒーロー、高校時代はサッカー・フォワードの花形、同窓会では”翔んでるオトコ”、そのヒトは山形県米沢市からやってきた男らしさで”キラキラしている今をときめく人”だったらしい。😳

🍀自分の子供にも自慢話を訥々(とつとつ)と話す多少自惚れが強い人、私の父親である。私はそのハナシを真に受けて、自分の父親はスゴいんだと、よく🏫学校の作文や作詩に登場させていた。一緒に住んでいたんだからよくわかるけど、”外向けの虚像”と内心の気の小ささが混在しているところを子供ながらに薄々感じていたんだ。

・・・それは、さながら”夫・父・社長として求められる役割”と”男らしさという幻想”という、求められるさまざまな男性像と現実とのギャップがもたらす苦悩があったのだろうと、今の自分ならわかる。当時、私がそこのところを掘り下げようと父にたびたび食い下がると「しょうがないじゃないか」と哀しげに言うのが口癖のようだった。

 ☀️今の私には、相手の立場を察する”想像力”というものがある。”尊敬が反面教師に変わる時”それを知らされたら、さぞや親は意気消沈するものなのであろう。私は生前の父に、そこまでは言えなかった。私は父親と血がつながっているのであり、もしも自分の子供にそんなことを言われたら、立ち直れないだろうから。・・・私は同じ男として、父のその両面を受け止められるオトナになっていた。

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