「決めろー」📣の声が飛び交う浜名湖ボートレース場の特設リングで、今年2月時点でのGHCヘビー級チャンピオンの杉浦貴選手(冒頭右画像ファンサービスでスリーパーフォールドを掛けてくれたホントは優しい人&動物愛護家でもある)が若手レスラー宮脇純太選手に、時間切れ引き分け過ぎても”ボストンクラブ(逆エビ固め)”で攻め続けていました。苦しみながらもレフェリーの「ギブアップ???」の声掛けに、必死に「ノー」と首を振り続け、引き分けに持ち込んだ宮脇選手が印象的でした。
”ボストンクラブ”とは、もっともオーソドックスなプロレス技の一つであり、デビューしたばかりの新人選手が闘う第1試合などでは、よくフィニッシュ技に用いられます。シンプルであるがゆえに、ギブアップを奪うには試合の組み立てを含めた技術力が必要とされます。そういった意味で、これこそプロレスの基礎を学べるワザなのです!
フィニッシュのボストンクラブに至るまでのプロセスには、体力を消耗させて跳びワザを封じたり、場外乱闘で集中力を散漫にさせたり、といった伏線が試合の各所には張り巡らされているのを感じるのも、プロレス観戦深読みの醍醐味でしょう😊・・・のたうち、苦しみ、耐え忍び、それでも「まいった」と言わない、プロレスラーに不思議な色気が漂う。
それにしても、最近の若手レスラーはよく耐える‼️昔のレスラーといえば典型的なガチムチタイプが多かったけれど、現在の若手レスラーは体幹の柔軟性にスゴく優れていますよね。DDT上野勇希選手とかスリムで狙われやすいけど、ぐにゃりと折り曲げられても耐え続ける、そこがまた見せ場であったりするのです⚡️(高校時代に体操部だったりするのも、プロレスにはプラスになるのですね。)只このボストンクラブ、かつて小中学校でプロレスごっこが流行っていた頃、この技による窒息で死者が出るほど非常に危険な技でもあります。💀なので、受け身がとれているプロのレスラーだからこそ、ギリギリのあの苦渋に満ちた表情に俺たちファンは萌えさせられ、ヤラレちゃうのですよねー👍