追憶の覆いかぶさる「床ドン」💢

 🔰幼稚園児の頃から小学3年生ぐらいまで、父とよく”プロレスごっこ”💪やってました。だいたい最後は柔道でいう「縦四方固め」(相手の上半身に跨がって抑え込む寝技。基本形は仰向けの相手の胴に両脚でまたいだ「馬乗り」状態から胸を密着させ両腕で相手の頭を抱え抑え込む。)といえば聞こえがいいけど、当然ながら完敗でした😭学生時代に野球をやっていたカラダの大きな父親に覆い被さられて、毎回”圧迫死”させられるんじゃないかという恐怖感でもがきながら、涙が出ていました。父親は、そういうとこ手加減しなかったから😡・・・泣くまでやらないと気が済まないんだね、と母親は呆れていましたっけ👅

 自分が柔道を始める前には、もう”プロレスごっこ”はしなくなっていたけれど、一度だけふざけて以前の復讐のように、寝転んでテレビを見ている父親の肩を床に押さえつけ「床ドン」(!)したことがあります。もうその時は、二人の力が逆転していた頃だったかもしれません。自分より圧倒的に強いと思っていた父親が、本気を出しても俺が押さえつけていた力よりも弱くなっていたのを知って、見てはいけないものを見てしまったような気がして、バツが悪かったコトを覚えています。😝

 ✨柔道をやっていた頃、寝技の決めワザは「袈裟(けさ)固め」か「縦四方固め」でした。これらの寝技に慣れた感じがしていたのは、あの父との”プロレスごっこ”の感覚があったからかもしれません。最近、会場で近距離でプロレスを見るようになってリング上グラウンド技(寝技)の場面になると、父がそばにいるような気配を感じる時があります。あの完全に自由を奪われた感覚、自分の周りの空間を埋め尽くす、お互いのの筋肉たち・・・。

🍀柔道ってイイですねえ!プロレスってイイですよねえ!!”プロレスごっこ”が大好きだった自分の相手をしてくれた父親にも感謝の気持ちかな‼️あの頃の”圧迫死”しそうに覆いかぶさられた「床ドン」《床を強打する動作、あるいは、床に相手を押しつけるようにして(相手に覆い被さるようにして)迫る動作、などを意味する語。床ドンの語は「壁ドン」からの派生と言える。その意味も壁ドンの床バージョンと表現し得る。》って、もう味わうことも無いのかなあって、大人になってしまった自分を残念に思ったりします👍

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