グッときた❗️「同級生」柴田勝頼❌後藤洋央紀〜純情&友情のプロレスリングpart2

「新日本の入門テストを受けたいです。」「ついにその気持ちになったか」(👈新日レフェリー・柴田の父)「シバちゃん、すげえ!受かったんや。」(後藤洋央紀・談 )柴田の合格は、俺たちがしてきた練習は間違ってなかったという証明だと思えたんだ。俺も新日本に入りたい気持ちはあったけれど、大学に行ってからと決めてたし、柴田に抜け駆けされたというような気持ちはなかった。・・・後藤を巻き込まず一人だけ受けたことに文句を言われるのを覚悟していた。しかし、後藤は我がことのように喜んでくれた(👈柴田勝頼・談)いいなあ、若いときにこんなふうに自分の進路を決めていくんだね。まだまだ、グッとくる叙述がこの本のなかには随所に見られる👓

📖”・・・同じ高校に通った。同じレスリング部に所属した。「プロレスラーになりたい」という同じ夢を見た。そして2人は同じリングでその夢を叶えた”と、この本の帯にあるけど、まさにこの本に書き綴られるために2人のレスラーは存在するのか、この2人の同級生レスラーのためだけにプロレス本というのは存在するのか、そんなふうなプロレスを知らない人にも御紹介したい、この「同級生〜魂のプロレス青春録」

 🍀同級生で同じ道を歩み続けるって、どんな気持ちなんだろうって興味が湧いて、俺読まずにはいられなかった。ましてや、浮き沈みの激しい男社会のプロレスリング業界で。⚡️一方で、柴田勝頼選手は、父親である柴田レフェリーの引退興行に最後のセレモニーに花束を渡しにリングに上がったところを、いきなりボディスラムでマットに叩き付けられた、とある。この引退興行までに自分のデヴューが間に合わなかった悔しさと親父がリングを去る淋しさ、そして初めて親父にプロレス技を掛けてもらった嬉しさのゴチャマゼになった感情を持ちながら受け身を取った、とセンチメンタルな一面をみせる記述もあった。

 🚩🚩🚩入門が許可されても、練習生が亡くなったり、頭のケガでプロデヴューを断念しなければならなかったり、厳しい練習で常に痛みとの戦いがあったりして、プロのレスラーとして現役を張っていくのは正に”イバラの道”なのだと読んでいて分かった。それでも男たちは「俺の居場所はあそこしかないんだよぉ」とリングを指差す。肩のケガで新日本を追い出されそうになった後藤選手を自分のアパートに住まわせ治療させた柴田選手の話も読んだ。まだまだこの卓越した2人の同級生レスラーから目が離せない👍

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