🍀”男の色気”を探求するあまり、このブログもついに男の”去勢”にまで行き着きました。😁なぜなら、超一流の「カストラート castrate は「去勢する」という意味」(少年が声変わりする思春期の前に、睾丸からペニスまで切り取られた少年歌手たち )の美しさはまさに破格で、そのステージに接した上流階級の👩女性たちは失神すらしたという伝説を聞いて、俄然興味が湧いてきました。💪それくらい彼らの声は甘く、野性的でいて、とても”官能的だった”と言われているのです。
🌸今から300年ほど前に実在した伝説の歌手ファリネッリは、「カストラート」と呼ばれる「去勢歌手」です。すなわち少年の美しいボーイソプラノを大人の声に変化させないために”去勢を施した”歌手のことなのです。😳当時、「少年の去勢を致します」と言う看板を下げたお店さえ、出ていたらしいのです。この施術は16世紀から18世紀のイタリアにおいて盛んに行われていたといいます。(現在は倫理的に問題があるため、人為的にカストラートを生む行為はもちろん禁止)また当時、教会では女性は歌うことは許されていなかった背景があります。少年の喉頭(こうとう)のままで成人の肺を持つカストラートは、およそテナーからソプラノまでカバーする広い声域🎤と、男性特有のハリのある声の響きを備えていたといいます。
去勢とは、「思春期前の6‒8歳の少年は湯槽につけられ、局 所を柔らかくされ、鎮痛薬(一説にはアヘンであった と考えられている)を飲まされた後、頸静脈圧 迫により意識を朦朧とさせた状態にして、痛みがない ように、睾丸がナイフで切除された 行為」と記述があります。男性としてあるべきものが無いためか😡感情的にはやや不安定になる傾向にあったようで、それが歌唱の際の感情表現に役立っていたという説アリです。また、テストステロン(男性ホルモン)レヴェルが低いため、晩年も免疫力が強いままで、”カストラートは比較的に長寿であった”、とも云われています。
🎬イタリア映画「カストラート」では、10歳の時に落馬事故で去勢された弟の優れた音楽の才能に驚いた兄が曲を書いて、弟が歌うという関係を続けていくうちに、ナポリのの街頭で歌う弟(のちに”ファリネッリ”と名乗る)の声を聴いて驚嘆した宮廷の作曲家ヘンデルから、ロンドンに来るよう誘われる、というところから始まります。主演のステファノ・ディオニジが、当時の”スーパースター‼️”のような出で立ちで、心から魅了してくれています。男でもない女でもないカストラートの熱演、✨危うい性のゆらめきが、”妖艶ファリネッリ”を際出させています。自分も心から酔ってしまいました👍