♫沈むように、溶けてゆくように・・・もう嫌だって疲れたんだって、がむしゃらに差し伸べた僕の手を振りはらう君、もう嫌だって疲れたよなんて本当は僕も言いたいんだ〜いつだってチックタックと鳴る世界で何度だってさ〜
作り込んだ流れるようなハウス・ミュージック調の軽快な炭酸に、現代に生きる憂いやら、やるせなさ、動く退廃な匂ひが沢山の砂糖が溶けているサイダーのように人々の心に入り込む。
ダンサーNAOTOさんがYouTubeで解説しているようにダンサーにとっての”御馳走的なリズム”をはらんで、この曲は快走
する。なあ、初めてこの曲を効いた時の感覚を思い出してみて
何回も聞くうちに、どんどん感覚は上乗せされていくから。
・・・♬君のために用意した言葉どれも届かない。「終わりにしたい」だなんてさ、釣られて言葉にした時、君は初めて笑った 〜”令和世代のニヒリズム”
高速ハウスmusicに気を取られているうちに、また高速で刺し返す答えを出されてしまう。
♫つないだ手は離さないでよ。二人今、夜に駆け出していく。〜 人影の途絶えたコロナ禍の夜の街にマッチして、この曲は人々の心に残っていくだろう。緊急事態宣言→外出自粛令の今だからこそ、バーチャル画像に込められた”行き場の無い軽いデカダンス(退廃的なこと)の匂ひ”自体は、いつの世も変わらない