プロレスラーの恋文〜「誰も知らなかったジャイアント馬場」市瀬英俊著

👨「あっ、オレはプロレスラーになってしまうかもしれないな」プロ野球☆読売巨人退団後に、確固たる意志もなく予感めいたものが、本名・馬場正平さんを「ジャイアント馬場」として運命づけられていたのだと。この本、317ページまで😳、結構読むにはボリュームあるのだ。

💪「結婚だなんて、とんでもない。まだまだですよ。プロ・レスラーとして一人前になって・・・誰が見ても、ああ立派になったと言ってくれるようになるまで結婚しません。今はまだ修業時代ですからね。好きなタイプは、かれんな人。顔立ちやスタイルがいいことに越したことはないけど、顔より心の美しい人がいいね。僕は優しい人がいいなあ。」と、マットの上では「世界の巨人」として何度もチャンピオンベルトを巻き、一方でほのぼのしたキャラクタ−として、TVでも人気者だったジャイアント馬場さん。

👨馬場さんは、巨人軍の明石キャンプの際に後援者の娘で当時15歳だった👩のちに伴侶となる伊藤元子さんと出会う。このとき馬場さん17歳。このあと、キャンプ中の入浴時貧血のアクシデントで窓ガラスで左肩腕に切り傷を負い、わずか5年でプロ野球選手人生との決別。そのとき「もう何でもやろうと思っています。どうせ辛いなら相撲よりプロレスのほうがいいかな。そりゃ野球には大いに未練があるけれど・・・」と語る彼の声は意外に明るかった、と。〜華も嵐も踏み越えていくオトコなんだね!

📲携帯電話も💌メールもない時代のコミュニケーションで、元子さんの母親に反対されながらも貫いて💛育んだ愛しあう関係性が、なんか痛々しくも強固に描かれているなあと思った。😍そこには支える元子さんと、なだめながら自分の人生を踏みしめて生きて行く、プロレスラーというより文面では全くのひとりの男性の姿が示されていて、この時代の”ゆっくりさ”がかえって羨ましくも感じた一冊だった👍

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