スーパースターになったレスラーが、新人たちに説教している(?)のを目にした。でもそれは、口汚いシゴキとかじゃなくて、まるで”愛のある説教”と言うべきものなのか、人格者の悟りを言い聞かせているようにも見えた。・・・プロレスってぇいうのは、生身の人間と人間の真っ向勝負だ。そこにはもちろん、身体能力や技術も重要だけれども、それ以前に持っていなくてはいけないものが、「
闘争本能」といった心の部分なんだ。
プロレスにあってアマレスに無いもの〜それは「反則」であったり、フォールカウント「ワン、ツー、スリー」の微妙な間であったり、という、なんていうか
、ともすれば殺伐になりがちな戦いの中に含まれる「機微(キビ)」といえるものであって、
プロレス」特有のものなんだ。つまりプロレスは競技性でストイックに力や技を競い合うだけでなく、もっとその人特有の「人間臭さ」を存分に表現できる格闘技といえる
イイ意味で曖昧なルールの中で、凶悪(に演出された)な敵をいかに倒すか、自分の何倍もの大きな敵を、いかに仕留めるか
そんな人間の生きざまにも似た「闘い」を見せることこそ、”真のプロレスラーの仕事”だと思っている。そんなオレたちレスラーの「生(ナマ)のパワー」は、見る者を大いに刺激し、御客を元気にもしているんだ
日々のパワーを覚醒させる引き金として提供できるのが、オレたちのリング上の闘いじゃないか。オレたちのファイトが御客さんを感動させて動かせているんだ。
アマチュアでレスリングやってきて、メダルを穫る目標が無くなったからプロレスをやり、生活のためにリングに上がっているような打算的な野郎がいたら、今すぐ辞めちまえ
・・・と。御もっとも
で、ございます。これを聞いて、何かスカッとした気分になった