😎その日、イタリア戦を数時間後に控えたセルビア共和国チームが東京体育館で調整練習をしていたのを、僕はプールサイドで医療チームの一員として見ていた。隣で練習していたイタリアチームのプレイヤーは、みんな足が恐ろしく細くて長く、モデル体型にアルマーニの🇮🇹イタリア国ユニフォームがよく似合っていたのに比べ、セルビア・メンバーは、ふてぶてしくて既に王者の風格があったように見えた。〜前評判は「🇪🇸スペイン」とも聞いていたが👂
🙌男子準々決勝では、五輪連覇を狙うセルビアが前回銅メダルのイタリアを10―6で退け、そのあとの準決勝ではスペインに10−9で辛勝した。決勝では10―9とセルビアリードで迎えた最終第4ピリオド(P)に、ギリシャが同点に追いついたものの、連続3ゴールを挙げて突き放した👑この結果、セルビアはリオデジャネイロ・オリンピックに続く連覇を達成したのだった。13−10のスコアだったが、最終的にはなんだかあっさり五輪2連覇を果たしたようにも見えた。この試合をもって、 東京五輪は男子水球決勝が最後の試合で、📺全競技を終えたと伝えられた。
🔰その日の僕が初めて行った東京体育館のプールサイドでは、おのおの着替えると、セルビアメンバーたちもゴムチューブを使ったインナーマッスルの筋トレを各自やっていたのは、日本の選手のアップとそんなに変わりない。大きなカラダのナショナルチーム・コーチがプールサイドから大きな声を出して、プールの中の選手たちとセットアップなど戦術の確認をしていたようだった。
🇯🇵日本チームがベストメンバーでも、どうしても勝てない相手が目の前にいる😡ムダな動きが無い、切り返しが極早いプレイスタイルは、水球を国技としている誇りがあるのだろうかと、色目で見てしまう。自国に帰ればモテモテの英雄なんだろうなと、当然話し掛けることなく、そういう目で見てしまう。もちろん話している言葉は、何語かわからない。彼らがプロリーグで活躍しているのであろう、賢さやズル賢さや図太さを一人一人が体現しているようにも見えてしまっていた。”ド真ん中にいるアスリート✨の匂い”がした👍