”水球男子選手のテストステロン・レヴェルの高さは右脳優位から起源しており、得てして競技に必要される空間認識力も右脳によってコントロールされているため、競技には高度に発揮される”と前回のブログでお話ししました。今日はその「空間認識力」というものをもうちょっと、掘り下げて述べてみま〜す✌️そう、スポーツ界では、狙った場所にボールを当てること(シュート)や、飛んでくるボールを掴むこと、フィールドに散らばる多くのプレイヤーの動きを把握しつつも、ボールの速度や軌道を見極め、自分もそれに合わせて行動する――特に球技では、非常に高度な空間認識力を要求されることが想像できますよね。
ここで空間認識力を一般的に定義すると、「3次元空間上において、物体の位置や形状・方向・大きさなどの状態や位置関係を素早く正確に認識する能力」といえそうです。ならば、我々の自動車の運転にも欠かせない能力です。運転中は、自分で自動車を走らせつつ、周囲のほかの車や歩行者・自転車に決して接触しないよう、空間のなかで何がどのように動いているかを正確に把握する必要があるのですから。空間認識力が高いと、合流や駐車もスムーズに行なえることでしょうね。
🌏地図帳を使った海外旅行プランなどを考えることは、2次元に描写された地図を見て、その地形の構造を把握する脳の作業、これこそ空間認識力に当たります。旅行の際には(生物が生きていくのに必要な)外敵から身を守ったり、迫り来る危険の度合いを測定するといった能力も、広く言えば”空間認識力”として必要ですよね。そうすると空間認識能力は、視覚・聴覚など複数の感覚器の協力で成立しているといえます。
🚩🚩🚩アクティブな行動面だけではなく🍀空間認識力は、絵を描く能力とも深く関係しています。「絵とは、基本的に、三次元の立体物を二次元の紙に落とし込んだもの」ですから、描く対象の形状や位置関係を理解していないと、立体物を二次元で表現しきれないものです。反対に、空間認識力が高ければ、描きたいものを立体物として正しく認識できるため、二次元にうまく落とし込め、立体感のある絵が描ける、とイイコトづくしです😇ブロックやパズル、積み木など幼児教育にはトレーニング・メニューが色々ありそうですが、我々オトナも日常で”空間認識力”の強化の伸びしろを意識する必要がありそうですよ👍