男も🍍熟れて、腐りがけが一番オイシイ

あるホテルでの、笑顔が優しかった年配のバーテンダーの話。・・・重たいホテルの夕食を退散して、デザートもそこそこに、軽食もつまめるというBARに辿り着きました。🍴何気なくメニューのパイナップルを頼んだところ、スライスしたものではなく丸ごとのパイナップルが出てきました。😳おやおやと思っている僕の目の前で、バーテンダーたる人が給仕してくれて、そのパイナップルにピュッと専用らしいフォークを突き刺したのです。そこにナイフを当てると、フォークをくるくるっと回すとリンゴの皮むきのようにパイナップルの皮がピルピルピルッと渦巻きになって伸びていきました。パイナップルは熟れどきっ👏

フォークの根元まで皮がむけたら、皮をさっと取ってフォークを刺したまんま皿に置いたのです。そのナイフとフォークでシャッシャッと薄くスライスしたと思ったら、😳なんとトランプのようにひっくり返して並べたのです。とてもキレイなレイアウトで‼️それらを年配のバーテンダーが、にこやかに、かつエレガントにサーブしてくれたんですねえ。その振る舞いたるや、見せかたが芸術的というか、手さばきの良さにすっかり魅了されてしまったのです。

 😇さっきからの重厚な夕食で食傷気味だったのが、まるでウソのよう(ブラボー!)そのことの賛辞を彼に述べたあとで、”いぶし銀のバーテンダー”に調子に乗って訊いちゃいました。「あなたが良いバーテンダーであるためには?」すると間髪入れず即答で「お客様がこのホテルに何を求めてきているのかを、つかむこと。お客様の特性をひとつひとつ把握すること。そして自分にできる最善を尽くすこと。」

 まあ、ざっとこのようなことをツヤのある血色の良い御顔で、表情豊かにしゃべってくれて、年輪の星☆がパッと光に込められた二つの目✨には妙に説得力がありました。「年齢的には腐りがけかもしれないな?」と彼に少しジェラシーを感じながらも、自分も誰かに”サラッと楽しそうに何かをやってあげたらいいな”って、素直に思えたバーテンダーとの時間でした👍

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