✋人との接触が制限された生活が3カ月以上続くと、さすがに人肌が恋しくなる人が大勢います。デンマークではこの喪失感を表現するため、「hudsult(人肌渇望症)」という言葉が生み出されたほどです😳外出禁止令は、性生活も含めたスキンシップやカップルの在り方を再考する絶好の機会になっています。
📰新聞で、発達障害の夫を持った女性が、医師より「夫婦でたくさんハグしてください」といわれた、ということを読みました。発達障害のある人は別名:”幸せホルモン”とも呼ばれる「オキシトシン」というホルモンの分泌が少ないともいわれており、”ハグ”にはオキシトシンを増やす効果が期待されているからなのです。👏このホルモンは、セックスや出産の最中にも分泌され、互いの絆を強める働きをします。要するに、肌を触れ合わせることは、生物学的にいいことなのだということですよね。まさにスキンシップによって人は心が落ち着き、幸福を感じて、精神的に健康になれるということでしょう😇
🚩🚩🚩「スキンハンガー」(肌の温もりへの飢え)という、神経学的な現象もささやかれています。それが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で誰とも触れ合えなくなったことで、程度が重くなっているというのです。スキンハンガーが生じるメカニズムは、人が人との触れ合いを生物学的に必要としているからです。独房に入れられた囚人の多くが、”自由と同じくらい人との触れ合いを渇望する”ようになるのも、同じ理由といわれているのです。人とのスキンシップがないと心身の健康状態は悪化するのは、よくわかりましたよね。
🍀メカニズムとして、ハグなどで肌に触れると皮膚の下にある圧力を感じる“センサー”が刺激され、脳内の迷走神経に信号が送られます。それにより、迷走神経が活性化すると神経がしずまり、心拍数と血圧が下がってリラックスしていることを示す脳波が出るのです。また、それによりコルチゾールなどのストレスホルモンの値も下がるのです。では、感染症対策を守り、過度な接触は避けながらも、身近な人に愛情を表現するにはどうしたらいいのでしょうか。😊たとえ身近な人であっても、触れ合う前にまずは十分な注意を払い、😷マスクを忘れない基本的なことを守る、安全にハグするためには、後ろからでも正面からでも、顔を近づけずに抱き合うと良い、とのアドバイスもあります。ハグによって、人と人との間にかけがえのない絆を作る”オキシトシンの分泌”を忘れないようにしたいですね👍