”水球”というコンタクト・スポーツ

 もう、このスポーツを水球トレーナーとして傍らで見てきて、10年以上が経とうとしています。彼らが幼少から育っていく過程で、才能あるのに辞めてしまう子も多いのも見てきています。他の人気のあるスポーツへの転向や、”怪我”などが理由で消えていく人もいる。しかし、ベテランという域にまで達しても決して止めようとしない、執着するほどの面白味のあるスポーツであることも確かなようです。実際、どんな形であるにせよ同窓会的な集まりで地方大会(僕が関わらせて頂いている”トビオカップ”とか)に参加するにせよ、続けていけるのは立派なことだと思います!😳

水球のような水の中での競技は、胸郭や腹部に水圧がかかる中での運動であり、呼吸筋群の鍛錬になっています。また、水中では重力以外の水圧という負荷が四方八方からかけられるため、水中の足の着かない状態でのカラダを保つ・投げる・接触して妨害する、の動きに対して全て負荷がかかっているというのも他のスポーツにはない状況下だといえます。💧💧💧

プロレスもそうですが、水球の練習体形の中に相手とのコンタクトが恒常的に存在するため、微小な筋や組織の断裂が当たり前のように見られています。😱しかも、キャリアに比例して痛みに耐性ができてくるため小さな損傷を無視した結果、試合で転倒・強打した際に靭帯断裂や骨折という大きな怪我による選手生命の危機にまで発展してしまうパターンが多いのです。僕が実感していることは、

痛いまんま、走り続けてはいけないっ!💦その”痛み”のツケは、長い時間をかけて償っていくことになるのだから。

ということです。これは僕からの警笛です。勤勉な日本人の感覚では、どうしても辛んどい練習の先には勝利があるように思い込みがちですが、勝利のためにどんな練習をやるか、やらないか、組み合わせていくか、という「ゴールから逆算した自分への負荷のマネージメント」の部分も上を目指すには大切な要素だと思います!

コンタクト・スポーツ、アッタマ使わなくっちゃ!!

コメントを残す