「・・・自分が技をやるより、くらう方が盛り上がるんですよ。あれっ、なぁんかちがうかなと。」
🍀プロレスは、相手があってはじめて成り立つ競技である。相手が全力でぶつかってくる技を逃げずに受け止め、怪我をしないように受け身を取る。相手の良さを存分に引き出した上で、凌駕する。ただ自分のやりたいことだけをやって早く試合を終わらせれば、それは良いレスラーなのか、イイ試合なのかといったら全然違う。それがプロレスの面白さであり、奥深さなのだ。
こんな話がある。✋のちに大スターとなる”少年A“は、最初はテレビや雑誌で見た有名プロレスラーの技を自分でやってみたかった。もちろん、最初は技をくらうのはイヤだったけれど、くらわないとプロレスラーになれないと思い、友達のプロレスごっこの技をくらってみた。すると、そのヤラレっぷりの良さに見ている友達が大いに盛り上がっているのを見て、実感したのだった。なるほど、プロレスは技をかけている側だけじゃなくて、受け身の良さ&ヤラレっぷりの鮮やかさでも人を驚かすことができるんだなと、プロレスごっこ3ヶ月にして早くも、”少年A”は気づき始めていた。
💚 何もソコまでというくらいに壮絶に受け身を取り、ヘビー級ぞろいのレスラーの中に入ると決して分厚くはないカラダはひらひらと回転して崩れ落ちる。だが、その刹那がイイ、実にイイっ・・・🚀
そんなところに萌えーっと感じてる”ファン心理”を知ってか知らずか、ヤラレっぷりの良いレスラーは今日も男を上げている🎉