はじめに、若手を圧倒した斉藤由貴さんと鹿賀丈史さんの”貫禄ある演技”にアッパレであるということ。👑
そして、ピアニストに限らず、志(こころざし)を同じにするものは、共鳴し合い、反発し、根底に尊敬し合うという姿があることを、✨この映画ではピアノコンクールの予選・本選を通して、その姿を鮮明に登場人物それぞれの過去の記憶を交えて、魅力的に描いているなと感じました。
🍧「・・・泣き虫マー君が、こんなに大きな海みたいな音楽を弾けるようになるなんてね。」ってセリフがありました。才能ある者同士ときに刺激し合い、助け合い、笑顔でピアノの音を拾いあったりして、”世界はいつでも音楽で溢れている”ことを体現しているシーンが多くて、眩しい限りでしたよ。😋
🚬「辞めどきを失った、かつての天才少女からの個人的な忠告」とは、斉藤由貴さんが、コンクール審査委員長の役どころで放った、この映画一番の名セリフだと思ったけど。人生には”光と影”があり、”勝ちっぱなしの人生なんてないよ”と、経験値高い彼女が教えているのでしょう。🎹若いピアニスト4人がそれぞれ描いている、”そのかわり、負けっぱなしの人生もないから”という跳ね返しが、実に鮮やかですね。🌟
📖原作は、史上初の快挙となる直木賞と本屋大賞をW受賞を果たし、映像化不可能と云われた傑作小説「蜜蜂と遠雷」を遂に実写映画化と、そのキャスティングにも話題に事欠かない鳴り物入りの映画。文字から音が聞こえてくるとまで言われる圧倒的な音楽描写の🐝”蜜蜂と遠雷”⚡️。・・・でも、僕は本の方はしばらく読まないでおこうと思います。この映画は、これはこれで充分見応えがありましたから、うららかな余韻に浸りたくって。👍